●飼い主の義務●

 犬と違い、法律のもとに明確に管理されていない猫。だからこそ、世話をし、見守る人間側の正しい姿勢が問われる存在ですね。 もともときれい好きでその習性を上手に知ることで、とても飼いやすいパートナ-になってくれる動物ですが、生後半年も過ぎると、早い子ではもう、繁殖能力を備え、以降、年に3回もの発情期を迎えてしまいます。

 5か月過ぎたころで獣医さんと相談し、不妊去勢手術の時期を決め、必ずしてあげてください。

 また、初年度2回、次年度から年に1回の混合ワクチンを接種し、出来るだけ室内での飼育を心がけ、病気、けが、事故、迷子、、などから守ってあげることも大切です。 

●必要なもの●

 フード、お水、猫トイレ、爪とぎ、首輪、必要に応じてお留守番用の猫ゲージ、動物病院やドライブに出かける際のキャリーバッグ等

●世話の仕方●

 猫には犬のようなチームワークのある集団性は無く、上下関係も希薄なため、ほめられて伸びる。。というプロセスはあまり通じない動物と言えます。ですからしつけの面でも、たたいたり、睨んだり、抑え付けたりは逆効果。人間の感じる快適空間にいかにして、彼らの習性を溶け込ませるのかがポイントです。してほしくない行動をとったときには、嫌いな音や、大きな音を立てる・・など、これをしたときにこの音がするからやだな・・という心理にさせ、次に同じ行動につながらないように根気よく導いてあげてください。

 つかず離れず、適当な距離を保ち、撫でたり抱っこしたりを喜んでくれるタイミングや時間(何分ぐらいなのか?)を観察し、その子その子の許容範囲を知ることが大切です。