9月初めの放送では、
東日本大震災後の福島の現状を、動物愛護の角度からご紹介。

ワンハートプロジェクト 

3・11 東日本大震災からの復興を願って 

東日本大震災から3年半。
特に、福島県の警戒区域においては、
家族であるペットや家畜を連れて出ることができず、
そのほとんどは処分されたり、餓死したりしました。

その中でも、必死に生き抜いている犬猫のために、
給餌活動に専心されているボランティアの皆さんがいらっしゃいます。
ワンハートではこの終わらない震災の今、そして今後を、
犬猫たちの観点から時折ご紹介させていただいています。

横浜で主に地域猫活動をされている岸本也寸志(きしもとやすし)さん。
彼は月に一度、福島県飯舘村での給餌支援活動に参加し、
この3年半を見守ってきました。 

現在、広島市内においても、
まだまだ難航している土砂災害からの困難な状況にあるなか、
ペットとの同行避難を支援する動きも数多くあります。

放射能という目に見えない恐怖が延々と続く福島での、
同行避難できなかった動物たちの厳しい現状ですが、
岸本さんのルポライトをご本人の許可をいただき、
皆様にお聞きいただけたらと思いました。

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週末にいつも通り、福島県飯舘村に行きました。
今回はとても悲しく辛いことがありました。

2週間前、暑さ対策の為に沢山の応援やご支援、
参加協力を頂いて日除けを設置したお宅、
犬のシロといつも犬小屋の上で元気に迎えてくれたゴン太。

そこに今回行くと、除染作業が始まっていました。

除染作業が始まるとは聞いていましたが、
何日間でも、何時間であっても、苦しみを和らげてあげたい。

皆のその気持ちで日除けも設置。
けれどもいつもの場所にゴン太もシロも居ない・・・
鳴き声を辿ると倉庫の中から聞こえ中に入ると   

あれ? シロしか居ない。 

ゴン太は別の場所かな?
でも探してもどこにも居ない。

シロの居る倉庫にはゴン太のフード入れや犬小屋と鎖・・・
翌日、隊長から飼い主さんに連絡。 

ゴン太はきっと除染作業の間だけ違う場所で暮らしてる。
私たちはそう思っていました。

飼い主さんは除染作業が始まる前までは毎日とは行きませんが、
週一ぐらいでは面倒を見に帰って来ていたそうです。

除染作業が始まる為、ゴン太とシロは倉庫に移動、
暗い倉庫の中で係留されました。

私たちは移動されていたのを知りませんでした。
除染作業や暗い倉庫の中、耐えられなかったんだと思います。

暴れて鎖は鉄パイプに絡まり首を吊った状態で亡くなっていた。
信じられない。 信じたくない。 
あんなに元気なゴン太が亡くなったなんて・・・

もう頭の中はぐちゃぐちゃ!でも私がしっかりしなきゃ、 
悔しい。自分に悔しいのです。

誰が悪いなんてことではありません。
ご家族も、そう、除染作業をしている方も。

憎いのは目に見えない放射能と言う悪魔、ゴン太、
どうか安らかに・・・

ゴン太が苦しみ生き絶えたのを側でなす術もなく
見ていたシロも心配でたまらない。

今も暗い倉庫の中でたった一人で暮らしています。


広島の災害では
東日本大震災の教訓から同行避難が出来たと聞きました。

その教訓だった場所はまだまだなんにも終わっていない。
このまま過去のことだと忘れられてしまうのが悲しい。

でもまだ私は元気に記事を書きます。 

ゴン太、忘れないよ!じゃあね。

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なお岸本さんには広島の災害現場の皆様への心こもるねぎらいの
メッセージをいただいていることを追記させていただきます。



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